エコ整備フェア大阪が開幕(2012年11月)

地球環境重視のエコカー

大阪・南港北のATCホール

フジサンケイビジネスアイは日刊自動車新聞社、アジア太平洋トレードセンター(ATC)と共催で2012年11月9、10日の2日間、大阪市住之江区南港北のATCホールで「エコ整備フェア2012」を開催する。 地球環境の保護と暮らしに欠かせない自動車の安全・安心を目的に、自動車整備・車体整備業界のエコ整備とエコカーを促進するのがねらい。

電気自動車(EV)
工具・用品、リビルトパーツ(再生部品)の新製品

電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など環境対応車が普及するなか、エコ整備の推進に必要な最新の自動車整備関連機器や技術・ソフト、工具・用品、リビルトパーツ(再生部品)、故障診断装置などのメーカー・商社が最新の製品を展示・実演する。

国交省近畿運輸局

同時に開催される経営セミナーでは、国交省近畿運輸局の山崎孝章自動車技術安全部長が「これからの整備業に求められるもの」と題して基調講演を行い、羽田隆志・静岡文化芸術大教授が「超小型電気自動車の展望」、経営者の立場から古川五夫・ハクトス社長が「すぐにできる環境対策」、女性の視点から花井真紀子・日刊自動車新聞社編集局第三部長が「女性客が増える工場づくり」をテーマに講演するなど多彩な最新情報が提供される。

今回は目玉企画として急速な車両の電子化に対応した「スキャンツール」(外部故障診断装置)と車体修理技術の習得を目的にした「車体整備」の2つの実践講座について講演会・講習会も行う。

プラグインハイブリッド車(PHV)

「エコ&セーフティ新車展示会」も併催し、最新の電気自動車や軽乗用車、電動バイクなどを展示する。ハイブリッド車に次ぐ次世代環境車といわれる最新のプラグインハイブリッド車(PHV)の試乗など来場者がエコを体感できる試乗会も行う。

不正改造車の検査

また、会場では「こども板金教室」の開催や世界の珍しいナンバープレートの展示と興味深い歴史を紹介するコーナー、普段はあまり見ることのない不正改造車をチェックできる街頭検査車も展示するなど、大人から子供まで楽しめる企画が用意されている。

経営セミナーは参加料3000円

開催時間は午前10時から午後5時。入場無料。経営セミナーは参加料3000円が必要。

整備業者がスキャンツールに関心(2012年10月)

外部故障診断装置

スキャンツール(外部故障診断機)に対する整備事業者の関心が高まりを見せている。日刊自動車新聞社などが主催し2012年11月9、10日にアジア太平洋トレードセンターホール(大阪市住之江区)で開催する「エコ整備フェア」の「スキャンツール実践講習」では定員を超える応募があるのを始め、各地で開催されている講習会も盛況のようだ。国土交通省が来年度にも導入補助制度を開始する計画が明らかになったことによって一部で買い控えの動きも見られるが、低価格の製品を中心に動きもある。国交省では2、3年のうちに「コンビニエンスストア店舗数並み」(島雅之整備課長)の導入を目指しているが、ようやく普及の波が押し寄せてきたようだ。

日本自動車整備商工組合連合会(整商連)

国交省は汎用スキャンツール普及検討会、自動車整備技術の高度化検討会の中で、汎用スキャンツールの普及モデルについて標準仕様をまとめるとともに、知識レベルの向上に向けた研修制度もスタートした。それに合わせて、スキャンツールメーカー各社が低価格製品を相次いで投入。日本自動車整備商工組合連合会(整商連)が本年度の重点取扱い商品の一つとして汎用スキャンツールを設定するなど、販売サイドの活発な動きなどからも少しずつ関心は高まってきているようだ。

国交省が来年度にも補助制度

国交省が来年度にも補助制度を検討していることが明らかになってから「受注がぴったりと止まった」(機械工具販売関係者)と買い控える整備事業者もいる。しかし、裏を返せば「補助金の予算を申請できる段階となった」(島課長)というように、スキャンツールの必要性への認知は広がっているといえる。補助制度については決定事項ではなく、対象製品を始めとする運用方法も未定だ。「(補助金を)待たずに導入していただいた方がいい」(島課長)としているのをはじめ、別の販売関係者は「簡易なモデルの引き合いが増えてきた」と手応えを感じている。早期に使い慣れることが重要という認識の高まりとともに普及は加速しそうだ。

アジアオートビジネスフェア大阪(2002年11月)

環境配慮の整備機器・工具

自動車整備機械・工具や車体整備機器などの総合展示会「アジアオートビジネスフェア2002大阪」(エコ整備フォーラム、主催・日本工業新聞社、産経新聞社)が2002年11月9、10日の両日、大阪・住之江区のインテックス大阪で開催される。展示会には30社・2団体が330小間にわたって自慢の製品をPRする。開幕に先立ち、見どころを紹介する。

毎回、多彩な商品群が出展される自動車整備機械・工具。今回は環境配慮と作業の効率化を図った出展が目立っている。

デザインや仕様が異なるアルミホイール、モーターサイクル、合金リム

日東はオートマチックホイールバランサー「FB-126」を出展する。7パターンの測定プログラムを装備、デザインや仕様が異なるアルミホイール、モーターサイクル、合金リムなどに広く対応する。

自動キャリブレーション機能

また、測定誤差を電気的に修正する自動キャリブレーション機能も搭載。修正はパネル操作で簡単にできるので、いつでもベストコンディションの作業環境を提供する。

オイルフィルター用カンキリ

「オイルフィルター用カンキリ」を出展するのはノグチ。使用済みのオイルフィルターを分別処理するときのカッターで、エアラチェットレンチを利用して切るので作業スピードがアップする注目の商品だ。

ヤマト自動車の洗剤「ノコミス」

ヤマト自動車の洗剤「ノコミス」は、環境を守る無害な洗剤。油汚れに強い効果を発揮しながら、排水口に流しても環境に影響を与えない。

塗料

各種塗料にも話題の製品がめじろ押しだ。

関西ペイント販売

世界初の「オール一液自動車補修システム」を出品するのは関西ペイント販売。展示ブースでは実際にシステムのデモを実施、その画期的システムの内容をわかりやすく紹介する。イサム塗料のハイパー水系塗料「アクアス」は、同社の環境への取り組みが形になった商品。水系ながら溶剤系塗料をしのぐ乾燥性、作業性を実現している。

コンピューター検査ラインシステム

自動車整備現場でもIT(情報技術)化の流れは確実に浸透、展示会でもITを駆使した商品が多数出品される。

「コンピューター検査ラインシステム」を使用し、実車による「立ち合い車検」を行うのはバンザイ。自慢のシステムを駆使し、車検作業の効率化作業や情報提供手法を来場者に体感してもらい、特徴をアピール。またリペアテック出版の鈑金塗装見積もりソフト「プログレス」は速さ、機能性、低価格の三つの条件を追求した事故車見積もりソフトで、来場者の注目を集めそうだ。

カーコンビニ倶楽部

カーライフサポート「カーコンビニ倶楽部」の取り組みを紹介するのは翼システム。技術、情報、サービスで車のエコロジーライフをサポートする同社の活動を多角的にPRする。

エレメントクラッシャーやブレーキローター

イケモトは日東工業、石原薬品、日本電池などの協賛メーカーが扱う安全靴やクリーナー、エレメントクラッシャーやブレーキローターといった多彩な商品群を展示し、来場者の要望に幅広く対応する。

◇会期=2002年11月9日(土)、10日(日)
◇会場=インテックス大阪(大阪市住之江区)
◇開場時間=午前10時から午後5時(10日は午後4時まで)
◇入場料=1000円
◇主催=日本工業新聞社、産経新聞社
◇問い合わせ=事務局(TEL06・6343・3223)